毎年、7月前後はよく台風が日本に接近しますね。台風の眼とは「よく発達した台風の中心に生ずる静穏な区域」と定義されています。その大きさは半径10〜40kmもあり、まれに100km以上になることもあるとか。台風は熱帯低気圧が発達してできますが、普通の低気圧にはそのような「眼」は存在しません。台風の眼とはどうしてできるのでしょうか。
台風は低気圧なので、周りの空気は低気圧に向かって流れていきます。(空気は高気圧から低気圧に流れ、それを風と言いますね。)この風が強くなっていくと、回転する台風の中心付近で遠心力が強く働くようになります。すると、中心に吹き込む風が外に押し返され、なかなか中心にたどり着けなくなるのです。具体的には、風速が秒速20mを超えると風は、中心に届かないまま上昇気流として吹き上がります。その結果、台風の中心に雲が無い区域ができるわけです。
台風の風を引き込む力が強いと、小さくはっきりした台風の眼になります。また、台風が衰えてきて、風速も弱まると、中心の吸引力や遠心力も低下して台風の眼もくずれてきます。
余談になりますが、どうして高気圧の時は晴れて、低気圧になると雨が降るのでしょうか。高気圧とは、上空で冷やされた空気が地表に向かって落ちてくることを意味します。つまり、地表では上から空気が押しつけてくるので、空気の圧力が高くなるわけです(高気圧)。このとき、空気は暖められる方向にあるので、より多くの水分を保持することができます。よって雲もできず、良い天気になります。
一方、低気圧は、地表で暖められた空気が軽くなって上空に昇っていくことを意味します。地表では空気がどんどん上昇するので空気の圧力も低くなります(低気圧)。このとき、空気は上空に昇るにつれて冷たくなる方向にあります。すると、空気の水分を保持できる量が少なくなり、それを超える水分は水滴として雲になります。この雲が大きくなると雨になるわけです。まあ、冷たいコップの周りに水滴がつくのと同じ原理ですね。
ちなみに、高気圧地帯で吹き下ろされた空気は地表で周囲に広がり、低気圧地帯で吹き上げられて空気が減った地表には周囲から空気が流れ込みます。こうしたサイクルで、地表では高気圧から低気圧に風が吹くわけです。
※この文の後半は、何かを調べたわけではなく、個人的に記憶していた物を書いておりますので、ひょっとしたら間違っているかもしれません。間違いにお気づきの方は、申し訳ありませんがご一報をお願いします。(まあ、合っていると思うけどね。)
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