突然ですが、水の硬度は以下の式で表されます。
硬度=(カルシウムの量×2.5)+(マグネシウムの量×4)
ここで、それぞれの鉱物の量は、1リットル中に含まれるmg数の値です。
水の硬度は50以下を軟、50〜100をやや軟、100〜200をやや硬、200以上を硬とされています。硬度が高すぎるとしつこい味がし、低すぎるとコクのない味となるようです。Ca(カルシウム)は味を良くし、Mg(マグネシウム)は苦みを出します。そして、Ca:Mgが3:1〜4:1程度がおいしい水の条件とされます。ちなみに、水中の鉄分は渋く、マンガンは苦く感じます。
ところで、ヨーロッパの水は硬度が200〜400あります。日本の水はだいたい60前後の軟水であり、それに慣れた日本人は硬度の高い水を飲むと下痢をしやすいといわれます。これは、硬度の高い水の成分の1つであるMgが、しばしば硫酸マグネシウムという形で溶けていることが原因の1つだといわれています。この物質は、下剤として薬になっているので、当然だと言えます。(では、ヨーロッパ人にその下剤は聞かないのかと言われたら・・・わかりません。)
ここで、世界各地のだいたいの硬度を低い順に載せておきます。
ネス湖(10)、ニューヨーク(20)、六甲のおいしい水・東京(60)、カイロ(100)、那覇(200)、ロンドン(300)、北京(400)、ヨルダン川(700)
ヨーロッパの水の硬度が高いのは、白亜紀の石灰岩層が多く分布していること、平野や丘陵地が多く、水の流れが遅いことに原因があるとされています。この条件が揃うと、土壌からCaとMgが溶出しやすくなるからです。
何故かは知りませんが、沖縄の人の水の硬度は、他の地域に比べて異常に高くなっています。沖縄人は結構、ヨーロッパの水を飲んでも大丈夫なのかもしれません。
-------------------- 2003.9.4 加筆 --------------------
沖縄にはさんご礁やさんご礁を起源とする石灰岩が広く分布しております。また、地形がな
だらかなため、地下水を利用することも多いと考えられます。地下水は石灰岩中の割れ目
に胚胎しているのが多いことから、沖縄の水の硬度が高いのは、石灰岩の影響によるものです。
とのご指摘をSさんからいただきました。教えて頂きまして、どうもありがとうございました。
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