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36.黄色い歯は丈夫?


 人間の歯は一般的に白色です。しかし、中には黄色がかかった歯の人もいて、黄色の歯の方が丈夫だと言われています。それは何故なのでしょうか。そして、何故色に違いがあるのでしょうか。

 歯は表面がエナメル質で、その内側が象牙質でできています。エナメル質は体の中で最も硬く、半透明の乳白色をしています。象牙質はエナメル質よりもやや柔らかく、黄色っぽい色をしています。歯の色はだいたいエナメル質の透明度の個人差によってきまります。

 つまり、エナメル質の透明度が高い歯は、内側の象牙質の黄色が透けて見え、透明度が低くて乳白色が強いと、象牙質の黄色が透けて見えず、エナメル質の白っぽい色が見えるというわけです。

 ところでエナメル質の透明度は、カルシウム塩による石灰化の度合いに左右されます。石灰化の程度が高いと透明度が増します。(つまり、きれいな結晶構造であれば、光が透過し、透明っぽく見えるからかもしれません。)逆に、石灰化の程度が低いと不透明さが増し、白くなります。(結晶構造がランダムで、光が乱反射されて白く見えるのかもしれません。)
 石灰化が高いということは、つまりそれだけ丈夫だということで、石灰化の高い歯=黄色い歯は硬くて丈夫ということになります。

 さて、ここで疑問に思うのがガムや歯磨き粉の宣伝文句です。「歯を再石灰化し、白く丈夫な歯にします!」・・・再石灰化が進めば、白色ではなく、黄色になるはず。いったいどういう意味なのか。素人にはわかりかねますな。

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